核兵器搭載の米艦船の日本への寄港・通過に関する「密約」についての外務省の有識者委員会の報告書に対し、共産党の不破哲三前議長は30日、国会内で記者会見し、「密約ではないという結論を出しているのは誤った論だ」と批判した。不破氏が記者会見するのは4年半ぶり。
不破氏は、昭和35年1月の藤山愛一郎外相とマッカーサー駐日米大使による「討議の記録」(秘密議事録)について「公文書でないような扱いをされているが、討議の記録が核密約であることの立証には十分だ」と指摘した。 その上で「誤った解釈を正し、核密約の廃棄、文字通り非核三原則の根拠ある実現という方向に向くことを望みたい」と述べた。 有識者委の報告書では「討議の記録」の写しとみられる文書が見つかったことを明らかにしたが、「日米両国間に明確な合意はないが日本政府は事前協議なしの寄港を事実上黙認した」として、「広義の密約」と結論づけている。 【関連記事】 ・ 「密約以後」に問われる誠実さ ・ 密約問題で2日に研究者招き参考人質疑 衆院外務委 ・ いかに県外に出すか…混迷続く普天間移設 関係者は疑心暗鬼 ・ 密約文書破棄で第三者委員会設置 岡田外相が表明 ・ 首相、非核三原則の法制化は「検討課題」 長崎市長に ・ あれから、15年 地下鉄サリン事件 ・ <普天間移設>政府案「月内」断念 米の反応厳しく(毎日新聞) ・ 傷害容疑で追送検=反捕鯨のSS活動家−海保(時事通信) ・ 長官銃撃、「一種の冤罪」=警視庁を批判−アレフ(時事通信) ・ 「騒音増す」シュワブ地主ら契約更新拒否の意向(読売新聞) ・ 点検担当者2人を不起訴に=13人負傷コースター事故−福岡地検支部(時事通信)
by kyd8ypqbic
| 2010-04-03 01:58
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